Windowsに、新しいOSが登場しようとしています。
その名も「Windows 10X」というものです。
まだまだ未知のOSですが、先日その画面が一部リークされました。
Windows 10Xが登場へ
新しいWindows10Xは、通常のWindows10の軽量版という位置づけです。
Microsoftの新OS「Windows 10X」のほぼ最終版がリーク、Chrome OSに近い見た目の軽量版Windowsとの評価
こちらの記事にある画像をみると、たしかにChrome OSに似ているような印象を受けます。
もちろん具体的にどのような形で動作するのか、そもそも手持ちのPCにインストールできるのかもわからないです。
次のテーマは軽量版OS
OSもいろいろありますが、次のトレンドはこういった軽量版OSになっていくと思います。
こう思う理由は二つあります。
一つ目は途上国をターゲットにしたマーケティングです。先進国はほぼすべての人がスマホを持ち、PCを持つようになっています。ここで新たなユーザーをがんばって獲得するよりも、途上国のまだスマホやPCが普及していない地域を狙っていくほうが、多くのユーザーを獲得できるチャンスがあります。
しかし、途上国は高価なスマホやPCを手にすることはできません。そこで、スペックを下げたスマホやPCを安く売ることが必要で、そういった機器でも動く軽量版OSが必ず必要になります。
Chrome OSがかなりの軽量版OSということでシェアを伸ばそうとしている中、Windowsも負けじと軽量版OSの開発が必要となります。
もう一つは、環境問題への意識が高まっていることもあり、これまでのように頻繁にスマホやPCを買い替えるという意識が減る方向へ進む可能性があります。iPhoneも古いシリーズのものもサポートするようになっています。Windows10も、けっこう古いPCでも動きますよね。
これができる背景には、根本的にスマホやPCの完成度が上がっているということもあると思います。PCについては10年使うのは決して難しいことではなくなってきました。スマホも5年くらいは使えますが、今でているスマホはもっと長く使えるかもしれません。
古いスペックのPCでも動くOSを開発すれば、それだけユーザーを長く自社サービスに留めることができます。やはり、軽量版OSの開発は必要です。
個人的にも興味津々
メインPCは音楽の仕事があるものですから、どうしても軽量版OSとはいかないかもしれません。
しかし、サブPCについてはすべて軽量版OSでもいけるかもしれませんね。実際にサブのデスクトップはChrome OSを使っていますが、なかなか快適です。
ノートPCを持つ人が増えたので、そういったユーザーに買い替えを促進した結果、Macなどに移られてしまっては企業としても困るわけで、やはりWindowsとしては軽量OSを一般向けにもリリースするようになるんじゃないかな、と期待もしています。
Chrome OSにしても、どうにかシェアを伸ばすために古いノートPCユーザーをターゲットに切り替える動きもあります。
もしこの軽量版Windowsが一般向けにリリースされたら、ちょっと使ってみたいですね。Chrome OSと違ってWindows用のソフトを動かせる可能性もあるのであれば、かなり有利です。今年、ちょっと追っていきたい情報の一つですね。