東南アジアも近年は、タイ、ベトナムなど、非常に勢いのある国は多く存在しています。
経済的にも文化的にも、コロナが終われば世界中のお金や人がもっと東南アジア各国に集まるでしょうし、東南アジアからも新しい文化やたくさんの人材が世界中へ羽ばたいていくことでしょう。
そんな東南アジアですが、不穏な動きもあります。
それがミャンマーで起きているクーデターです。
ミャンマーはどこにある?
まずはミャンマーの場所を確認してみましょう。
世界地図を渡されて、ミャンマーはどこかと速攻で指をさせるなら、なかなかのアジア通です。(自分はアジア通ですので、どこかすぐわかります)
地図を見てみましょう。
特徴としては、東南アジアの中でも力を付けているタイ、さらに中国にも直接面し、西側には南アジアのバングラディッシュとも直接面しているということで、多くの文化に挟まれている位置関係です。
バングラディッシュの隣にはいずれは世界一の大国になるかもしれないインドも存在しており、地政学的にも荒れる可能性のある場所ということです。
ミャンマーの歴史
さて、こちらの地図を見ると、ミャンマー(ビルマ)とあります。
もともとビルマというのは、ミャンマーの中で多くの割合を占めるビルマ族からきている言葉です。しかし実際には多くの少数民族がいるということで、そういった配慮からミャンマーと名前を変えたというのが一般的な考え方となっています。
普通でしたら、名前を変えたら地図もその名前にするのが礼儀ですよね。
しかしミャンマーというのは英語表記なんです。日本語の呼称と英語表記で国名が違うケースは、けっこうあります。ドイツ、オランダもそうです。中国、韓国も。
てか、日本もそうですしね。
ビルマという呼称が禁止されているわけでもなく、現在でもミャンマーで話されている言語はビルマ語と言います。日本としては、メインではミャンマーと呼ぶけど、ビルマという言い方を日本語読みとしてやめたわけではない、というところでミャンマー(ビルマ)という言い方をしているのかなと思います。
このあたり調べてみましたが、ちょっとよくわからないところもありました。
ミャンマーの首都はどこ?
ミャンマーの首都はどこかわかりますか?
ラングーン、という人は古いです。
ヤンゴンでしょ!って言う人はちょっと古いです。
実は2006年にネピドーという行政地区を首都にしました。新しく作った街です。
この首都移動に関しては、世界でもたまに見られます。ブラジルなど、首都を移した国は意外といくつかあります。
しかしミャンマーの場合は、一説によれば市民革命を恐れたためという話もあります。
人口の多いヤンゴンで革命を起こされても、違う町に首都があればそこから軍隊が出ていって終了、ということができるからです。
今回は3回に分けてミャンマー特集を行います。おそらく大半の日本人はミャンマーで起きている問題に興味ないでしょうが、ミャンマーでは大変なことが起きています。
何事も、知ることからしか始まりません。
ミャンマーの歴史をもう少し紹介しつつ、現在なにが起きているのかを見ていきたいと思います。