今後、ますます拡大が期待されるAI産業。
身の回りのものにもAIが当たり前のように存在し、生活のサポートだけではなく、いろいろなことを人間の代わりに行ってくれる未来がくるのでしょうか。
AIが発明したものは誰が発明したことになるの?
AIが進化すれば、そのAI自体が新たに発見したこと、発明したこともでてくることになるでしょう。
その場合、それは誰が発明したことになるのでしょうか。
要するに、AIは特許発明者になれるのかどうか、という話です。
実はイギリスでこちらの裁判が行われました。
その結果、AIは発明者にはなれないという判決となりました。
記事はこちらです。
英国で「人工知能は特許発明者と認めない」判決。AIが生み出した特許品の発明者は誰に? – Engadget 日本版
記事によると、これについては国によって考え方も少し異なるようですね。
オーストラリアや南アフリカではそれを認めているようです。
こちら同じく記事にもありますが、新薬の開発でAIの活用が進められています。
今後はこういったところも考え方が変わってくることになるのでしょうか。
AIが作曲した曲の著作権はどうなる?
そしてもう一つ気になるのは、AIが作曲した楽曲の権利問題です。
音楽関係でもAI活用が積極的に進められています。
気になるこちらのテーマですが、今のところはそのAIを活用したユーザーが著作権を有する形となっています。
実はこちらについて、自分自身はAIに著作権を与えるべきではないと考えています。
AIはいくらでも楽曲を作りだすことができるので、人間ではありえないほどの大量の楽曲を生み出すことができます。
それの全てに著作権を与えた場合、今後新しい楽曲を作ろうと思ったら、どこかしらAIがこれまでに作成した楽曲に必ず似る部分が生まれるからです。
とはいえこれは人がやっても同じことですけどね。
柔軟かつ慎重な議論
AIは多くの分野に進出しているわけですが、法的にも現行法で対応しきれないところもたくさんでてくるでしょう。
時代に合わせ柔軟に対応しつつも、慎重に議論を進めていくことが必要です。