Facebookが会社名をMETAに変えるなど、メタバースへ舵を切ることが話題になりました。
しかし、Facebookはメタバースと合わせて大きなプロジェクトを進めていました。
それがデジタル通貨「Libra」の発行です。
その後どうなるかなと見ていましたが、ここにきてプロジェクトごと断念かもしれないという報道もありました。
リブラ計画は断念か
リブラから名前をディエムに変え、そろそろでてくる頃合いかと思っていたのですが、厳しそうな報道がでています。
仮想通貨というと価格変動が大きく、日常使いには向いていないのではないか、という声もあります。
それは確かにそうで、このリブラも安定性の高い仮想通貨を目指し計画されていました。
中国もデジタル人民元へのシフトを進めていく中、世界的に圧倒的なシェアを誇るFacebookが安定したデジタルのお金を作るということで、お金の概念を大きく変えるかもしれない存在として、自分自身も注目していました。
しかしリブラ計画は最初からなかなかうまくいきませんでした。
というのも、お金というのはやはり一般人が触れてはいけない領域です。しかもお金の”創造”ですからね。
いくら自由な国アメリカとはいえ、その風当たりはそうとう強かったようです。
中国は国が主導してデジタル化を進めていますが、民間主導で進めていけるような段階には、まだ至っていないということです。
お金はそれくらい聖域であるといってもいいのでしょうね。
起きるとしたらどこから
同じ仮想通貨でも、ビットコインとリブラは成り立ちが違います。
リブラはFacebookという巨大企業が作ろうとしたもの。ビットコインは、誰が中心にいるわけでもない、分散型のものです。
そう考えると、どこかの企業が主導して進めていくようなやり方は、あまり今の時代感にはそぐわないようにも思えます。
もしお金に革命が起きるとすれば、誰が主導しているわけでもなく存在しているビットコインが、やはりその本命かなとも。
しかし期待が高まる一方、それだけ警戒する声も大きいわけです。
その中で、バイデン大統領は仮想通貨に関して大統領令を出す予定です。
暗号通貨の今後を決める「米大統領令」、2月発表の見通し(Forbes JAPAN) – Yahoo!ニュース
仮想通貨関連は、今年はけっこう逆風でしょうね。