アニメのリバイバルに声優陣の一新は必要か問題


映画版スラムダンクが話題です。

こういったいわゆるリバイバルブームというのはもう何年も前から続いていますが、スラムダンクはそれでもなかなか出てこなかったビッグタイトル。

声優が一新されたスラムダンク

こういったリバイバルを行う際、アニメの場合は声優をどうするかということにも注目が集まります。

スラムダンクは声優を一新しました。

しかしこれに対して否定的な声も多く見られました。

同じくシティハンターも来年映画化されることが決まっていますが、こちらは声優は据え置きです。

なんなら主題歌も。

アニメでリバイバルをやる際は、声優が一新されることは珍しいことでもないんですけどね。

最近もダイの大冒険は声優を一新してやってましたしね。

今回はスラムダンクという人気作だったこともあって話題が集まってしまったのかもしれません。

思い出されるドラえもんの話

リバイバルではないですが、こんなこともありました。

日本でもトップレベルに有名なアニメ、ドラえもん。

2005年に声優を完全に入れ替える、なんなら絵の作風までも一新するほどの大きな改革を行いました。

当時は違和感がものすごく、否定的な声が多かったようにも記憶しています。

何か新しいものを作る上で、時にはこういった大改革も必要なのかもしれません。

自分は新しいドラえもんを見た時、けっこう原作リスペクトなんだなという印象を持ちました。

現状維持というのは、それはすなわち衰退を意味するというのはいろいろなところで聞く話ではありますが。

それでも思い切ったドラえもんのリニューアルは、あれから時間が経った今思えば正解だったのかもしれません。

声優一新は必要だったか

どうしても最初のものの至上主義のような形になってしまいがちなんですけど、モノづくりにおいては実はそれはそこまで重要なことでもないようにも感じています。

あくまでリスペクトすべきは原作ですからね。

映画『SLAM DUNK』キャスト一新の背景 原作者・井上雄彦氏が経緯説明…キャラ育てた声優への配慮 – ライブドアニュース

原作者がここまで言及するのも珍しいですが。

「あの何年間かのテレビアニメで声優さんたちは、プロフェッショナルとしてキャラクターと向き合い、それぞれのやり方でキャラクターを育ててこられたと思うんですね。その方たちにもしも今回お願いしたら、その方たちのお芝居をいったん捨ててもらわないといけなくなる。かつて育てられたキャラクターをいったん捨ててもらわないといけないことになっただろうと思うんですね。それはできないなというのがあって」

https://news.livedoor.com/article/detail/23314860/

というインタビューにすべてが詰まっているようにも感じました。

映画版スラムダンク、ちょっと見てみたいものです。