どうして恐竜が絶滅したか。
小学生から老人まで知っているこの話ですが、隕石以外にも説はあります。
隕石は落ちていたか
一般的に言われているのが、隕石による絶滅です。
地球の長い歴史の中でも、記録的な一撃だったことは間違いないでしょう。
メキシコのユカタン半島にはこの時代に隕石が落ちた形跡がたしかにあり、恐竜絶滅のタイミングとしてもこれがきっかけになった、というところです。
しかし、理由はもう少し複合的かもしれません。
植物不足で絶滅
この隕石のインパクトそのものは恐竜は耐え、その後の環境変化で絶滅したという説がありました。
この記事の中に「咀嚼」についての話がありましたが、そう考えると人間ってよくできた生き物ですね。
花による絶滅
こちらは、ずいぶん前にNHKスペシャルかなにかで紹介されてた話です。
今では花が咲くことが当たり前の植物ですが、原始的な植物はそうではありませんでした。
花が咲くというのは、昆虫を媒体として広がっていくことを意味しています。
恐竜の時代は、昆虫もその裏でしっかりと進化していました。
花が咲く植物が登場したのは1億年以上前ですが、この植物が広がりを見せることで植物界の勢力図が大きく変わり、草食恐竜が追いやられ、結果的に恐竜全体が絶滅してしまう、という話です。
これはこれでまだまだ未確定な部分も多いですが、花が恐竜を絶滅させたというのも興味深い話です。
もっとも、これも隕石のこともありますし、やはり複合的な理由と見るのがよさそうですね。
当たり前の説は当たり前ではなくなる
昔は爬虫類は恐竜の祖先といわれていたりもしましたが、今はそれはかなりの確率で間違っているとされています。
今では恐竜は鳥になった説、昔の恐竜には羽毛があった説がかなり濃厚ですよね。
当たり前といわれる説も、時代が経てば新しい説もどんどんでてくるものです。
脳内のアップデートは続けていきたいものですね。