最近の若い子は知らないかもしれないですが、iPhoneは昔充電のコネクタが違いました。今は小さいですけど、昔はもっと大きかったんです。
Appleが次期iPhoneで19ピンの小型Dockコネクタを採用か – 英Reuters報道
こちら2012年の記事ですが、ここで切り替えのニュースがでているので、もうコネクタが変わって5,6年も経つんですね。不思議な感じです。
当時は新しいコネクタになるということでけっこうユーザーは衝撃でしたけど、今となってはもうこちらが定着しました。
薄型のスマホを目指して
コネクタを変える理由の一つが、薄さです。コネクタがある限り、当たり前ですがコネクタよりも薄いスマホを作ることはできません。
コネクタを小さくすることで、より薄いスマホを作ることができるようになります。
ただ、スマホの薄さもここにきてこれ以上薄くできない領域まできました。というのも、これ以上薄いと逆に使い勝手が悪い、というところまで来てしまったということなのでしょう。
そうなると、今以上のコネクタの小型化が必要がなくなってしまった、ということです。
ライトニングケーブルは独占禁止法に違反?
iPhoneのコネクタはご存知の通り、独自の規格です。iPhoneやiPad以外では使われません。
AndroidのスマホはUSBを使っています。USBは独自の規格ではないので、スマホ、パソコンなど多くの機器で使われています。
このiPhoneの独自の規格が、独占禁止法に違反しているのでは、という懸念が数年前から世界中で起きています。そういった権利問題に厳しいヨーロッパでは特に議論されるテーマでもあり、iPhoneの販売時に無料でライトニングケーブルとUSBの変換コネクタが付属されるのでは、という噂まで出たほどです。
USB TypeCへの移行は進むのか
ここ数年、AndroidスマホもUSB TypeCへの移行が進んでいます。このUSBはライトニングケーブルのように両面で接続することもできますし、伝送速度、給電でもこれまでのUSBより優れたものになっています。
APPLEもUSB TypeCには積極的で、MacBookも充電を含むすべてのコネクタをUSB TypeCに一本化したことで話題になりました。
iPhoneもまた、USB TypeCへと変わるかもしれません。
アップル、iPhoneの充電ケーブルをUSB-Cに変更か。2019年から(篠原修司) – Yahoo!ニュース
もしケーブルを変更すればこれまでのライトニングケーブルはそれこそまったく過去の遺物になってしまいます。これに関しては懸念もありますが、数年前にコネクタを変更したときも同じような感じでしたからね。
ユーザーとしては、AndroidもiPhoneも同じケーブルで使えるというのは便利なことかもしれません。個人的にはそれでもいいのかなとは思いますけど、変更時はちょっとややこしいですよね。もし来年から本当に変わるのであれば、今年買った人はなんかめんどくさいことになりそうな気も。
とはいえまだまだ噂段階といいますか、昔からある噂の一つでもありますから、そんなに気にしなくていいのかなとも思いますけどね。