先日、ソフトバンクホークスの中村選手が自律神経失調症で長期離脱というニュースがありました。
怪我で離脱する話はよく聞きますが、自律神経失調症は、言葉は聞いたこともあれど、具体的なことはわからない人も多いかもしれません。
自律神経失調症とは
自律神経というのは、人間の意思とは別に動く神経です。
人間はオートで動いてるものがたくさんあります。心臓、血管、さらには消化器官など、意識して動かす人はいませんよね。
全身の器官をコントロールしているのが自律神経で、そのバランスが乱れることを自律神経失調症といいます。
その症状は多岐に及びます。
慢性的な疲労感、めまいのようなものもそうです。頭痛、下痢、微熱のような風邪の具体的な症状のときもあります。
体ではなく精神に異常をきたすこともあります。イライラしたり落ち込んだりなども自律神経失調症の症状です。
難しい病気
自律神経失調症は、難しい病気です。
違う病気と思っていたら自律神経失調症であったり、その逆だってあります。
そもそもそうであることに気づかないケースも。
現在でも自律神経失調症についてはいろいろな意見もあり、病気として認定するべきではないと考える医師もいるそうです。
症状があまりにも多岐に及ぶので、他の病気と混同するケースも多いとか。
自律神経失調症の治療
投薬による治療が一般的です。
症状にあわせて処方する薬も変えることになります。
また、ストレスが起因となっている場合はそれを取り除くことや、ライフスタイルの変化、さらには精神的なカウンセリングや音楽療法なども取り入れられるそうです。食事内容などを変える食事療法もあります。
まさにケースバイケースの治療、周りの理解も必要でしょう。
中村選手の1日も早い回復をお祈りしております。