Janne Da Arcの解散によせて


Twitterに書ききれないので、イレギュラーですが定期外でブログを更新させてください。

Janne Da Arcが解散するというニュースが飛び込んできました。とても残念なニュースです。

キーボーディストとして

みなさんもご存知の通り、ヴィジュアル系はあまりキーボーディストはいません。

そんな自分が、キーボーディストとしてバンドマンをやろうと思うようになったのは、他でもない、キーボードがいるJanne Da Arcに憧れて。作る曲も、キーボードのプレイスタイルもアレンジの仕方も、かなりの影響を受けています。

類は類を…ともいいますが、そんな自分と一緒にかつてバンドをしてくれた前バンドのメンバーはみんなJanne Da Arcが好きでした。

キーボードの音がほしいならば…ということで、正直なところシンセについて詳しい他パートの人ってけっこう多いじゃないですか。近年はまさにそうで、キーボーディスト顔負けの知識量を持ってるバンドマンなんて山ほどいますし、めっちゃうまく使いこなしてる人も多いです。

なのでキーボードがいなくてもシンセの音がガッツリ入っているバンドをやっていくことは可能だし、実際そういうバンドも多いですよね。

それでいてもキーボードをメンバーとして迎えてくれるバンドというのは、メンバーとしてキーボードを入れる魅力を理解してくれてる人で、それはまさにJanne Da Arcというバンドが、その魅力を多くのバンドマンに影響を与えたからに他なりません。

つまり、自分自身がキーボードとどう携わろうが、Janne Da Arcという存在がなければ、ヴィジュアル系バンドマンとしての彩雨は間違いなく存在していないのです。

今聞いても、たくさん発見があるし、勉強になります。むしろ、今聞くからこそ気づけることもたくさんあります。

バンド活動を続けていく中、数年前にひょんなことからKIYOさんと知り合え、今回はFragrant Driveさんの製作で一緒にレコーディングスタジオに入ったり、同じCDでご一緒できるという非常に光栄な経験をさせていただきました。

本当に感激なことです。

解散によせて

先述の通り、ヴィジュアル系バンドでキーボーディストをメンバーとして入れているバンドはとても少ないです。

以前よりもライブも同期システムが定着し、DAWによる製作も一般化し、他パートの人でもその役割ができるようになったというのは大きなことです。実は自分自身は、それはそれでアリだと思っています。

しかしJanne Da Arcというバンドが解散した今、若いバンドマンたちがバンドにキーボードいるとかっこいいな、と憧れる人が少なくなってしまうのではないか。この先ヴィジュアル系バンドにキーボーディストは、いつかいなくなってしまうのではないかと…。そんなことをふと考えてしまいました。

Janne Da Arcが、そしてKIYOさんが自分に与えた影響と同じ数だけ、自分自身がもっと若い子たちに影響を与えられるような存在にならなければならない、とそう今回のニュースを聞いて痛感しました。

もう一度あらためて真摯に鍵盤に向き合い、真摯に音楽に、ステージに向き合い、気を引き締めてバンド活動をしていきたいと思います。

キーボードがいるバンドの魅力を伝えられるようなバンドマンになりたいと思います。

まだまだ至らぬことばかりです。勢いで書いているので、変なところあったらごめんなさい。

あらためて気を引き締めて精進していきたいです。

Janne Da Arcの存在に、あらためて本当にありがとうございました。