Twitterのリツイート機能は「4歳児に◯◯を持たせるようなもの」


現在、世界でもっとも使われているSNSはFacebookと言われています。

しかし、情報の拡散力ですと、Twitterが一番早い傾向にあるそうです。

これはSNSとしての特性の差の違いによるものです。

最凶のリツイート機能

Twitterにはリツイートという機能があります。

このリツイート機能は情報の拡散力という意味で、圧倒的に貢献している機能ですね。また、Twitterがこれだけ流行した要因の一つも、このリツイート機能によるものでしょう。

一般的に人から人へ情報が伝達されるためには、だれだれがこう言ってた、という形で情報は人を通し、その人の主観を通して広がっていきます。

Twitterはそういったところをすっとばし、直接発言を人へ伝えることができるツールになっています。

しかし、そのリツイート機能を作った方が、後にインタビューで後悔しているという記事がありました。

Twitterのリツイートを作った男、後悔する

インターネットで誰かを誹謗中傷したりという行為は、TwitterなどSNSができる前の時代から存在していました。

しかしそれはあくまでそのコミュニティだけの話でもあります。

Twitterは特定の人に直接誹謗中傷を送ることができるだけではなく、その対象に悪いイメージを与えて広げることも可能です。

インタビューの中で2014年にあった女性叩きのゲーマーゲート事件についても触れています。

既存のツールをどう使うか、例えば刃物だって人を殺すことも料理に使うこともできるわけで、使う人間次第です。

Twitterについてもそうなんですが、さすがに作った本人にはいろいろ思うところがあるのでしょう。

記事の中で、「4歳児に弾をつめた銃を持たせるようなもの」とリツイート機能について表現しています。

リツイート機能を廃止すべき?

インタビュー記事の中で、リツイート機能を廃止すべきという話まででてきました。

とはいえ、このリツイート機能があるからこそのTwitterというのもありますからね。

また、他のSNSでも同じような機能は搭載されていますし、こういったところも遅かれ早かれ人間が到達しなければならないところなわけです。

インターネットをはじめ、テクノロジーというのは人間の肉体面の延長でもあります。

自動車を開発して足の機能が延長され、遠くへ行けるようになりました。それで誰かをひき殺そうと思えばいつえもだれでもできるわけですが、それをみんながしないのはモラルがあるからです。

インターネットも情報伝達の機能が延長されました。便利になる一方で、それを使って簡単に人を傷つけられる人が多いというのは、まだその機能延長に耐えることができる人間の精神面が未熟なのでしょう。

ただ、必ずしもそれを支えるのは精神面の向上だけではないかもしれません。次回はネットと誹謗中傷についてのお話です!