最近ブログでもよく話題に出すSNSに関してですが、やはりそろそろ次のステージへ進むときが来ているのかもしれません。
SNSは登場して15年ほどになりますでしょうか。
世界中で多くの人が利用し、インターネットの世界とリアルの世界をうまく結びつけ、生活には欠かせないものになりました。
多くの企業も参加し、もはやただのツール、サービスに収まらない巨大なインフラに近い存在になっています。
SNSと承認欲求
さて、SNSは人間の自己顕示欲や承認欲求を満たす場として非常に有効な場所であります。
SNSがあるせいで人間は自己顕示欲や承認欲求があるんだ、というわけではなく、もともとあるそういった欲望をSNSがうまく引き出してくれる、という考え方を自分はしています。
SNSがここまで流行したのもそういった側面があるかと思いますが、これにはやはり限界があるようです。
なんとFacebookがいいね!表示を終了することを検討しているようです。
Facebookが「いいね!」表示終了を検討 プレッシャーを軽減 – ライブドアニュース
Twitterもリツイート機能を作ったことを後悔している、なんて話も以前ブログで紹介しましたね。
こういったリツイートやいいね、というのは、その数が表示されます。そういった数があることがSNSの面白いところではありますが、それであるがゆえに、という部分もあります。
どちらがいいのかはわかりませんね。
SNSから数の概念がなくなったら
まぁいいねの件数は手始めにというところでしょうが、もしTwitterにリツイート機能はあれど、その数が表示されなくなったらどうでしょう?
ここからは、SNSから数の概念がなくなったらどうなるか、という予想です。
まず、バズるという概念がなくなるでしょう。
結果的にバズるということはあるはずです。ですが、バズっているのかどうかの実感がないわけです。
広めたい情報があったとき、広まっているかもしれませんが、広まっているかどうかわかりません。
SNSの拡散力はその初動にあります。興味の沸いた瞬間が拡散の瞬間です。これは口伝などこれまでの情報伝達の方式ではありえないことです。
そういった意味では、たとえ数が表示されなくなったとしても、変化はないはずですね。
現在、Twitterではこのツイートがバズっているかどうかを見極めるのがリツイート数です。面白いからバズるものもあれば、バズっているからバズるもの、というのも変な言い方ですが、ある種のお祭り状態、みたいな側面もあります。
リツイート数が表示されなくても面白いツイートはこれまで通り広まるでしょうが、それはお祭り状態にはならないわけです。
そうなると、そこにはツイート自体の面白さはあれど、盛り上がるという意味での熱量は存在しません。それが拡散力を弱めることにつながり、リツイート数としては数が表示されなくなることで減るものも増えると予想されます。
これはすなわち、少なくとも一般ユーザーにおいては、SNSでの炎上も起きにくくなるということを意味します。バカッターのようなツイートも、そういったツイートはこれまで通り行われるでしょうが、これまでのような社会問題にはつながりにくくなるかもしれません。
まぁそれがいいか悪いかは別なんですが、ある意味での通常状態ともいえます。SNSの魅力が半減するといえばそうかもしれません。
今までやりたい放題だった10年間があり、ここ数年間は各SNSも諸問題に取り組むようになりました。
権利問題であったり、誹謗中傷、差別の問題であったり、犯罪利用であったりと、やることはたくさんの数年間でしたね。
SNS、インターネットは次の時代へ進むのでしょうか。