1円玉の悲しみ!同じ額面の硬貨を〇枚以上出したら法律的にはアウトに!?


小さい子供が貯金箱でお金を貯めて、たくさんの小銭で買い物をする、なんてことでしたらほほえましい光景として終わっていたかもしれませんが。

先日、こんなニュースがありました。

新聞投稿「1円玉の悲しみ」が話題 75枚払い、店員に「営業妨害」といわれ立腹(弁護士ドットコム) – Yahoo!ニュース

1円玉が75枚、みなさんどう感じますか?

法律的にはアウト

75枚も小銭を数えるのは、もし後ろにお客さんがいたら時間もかかってしまいますし、数えるほうも大変です。

1円玉は1グラムですので、もし重さをはかるものがあればそれで済んだ話かもしれませんけどね。

75枚くらい数えてやれよ、という意見もあるかもしれませんが、実は法律ではこれについて決まりがあります。

なんと、1回での支払いで同じ額面の硬貨は20枚が有効ということです。正確に法律では「貨幣は、額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する」(通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律 7条)とあります。

ちなみにこれは紙幣ではなく貨幣の話で、紙幣はそういったルールはないようです。

小銭でジャラジャラ買い物をすることはみなさんも経験はあるでしょうが、同じ硬貨を20枚以上出すとアウトというわけです。(受け取る側が了承してくれたら、OKです)

まぁ20枚出す機会はないでしょうが、子供の貯金箱ならあり得そうな枚数です。

大量の小銭は銀行へ

なんらかの理由で小銭が大量にある、という人も多いでしょう。

貯金をしているケースもあるでしょうし、みんなからお金を集めて大量の500円玉が、みたいなこともありそうです。

小銭は銀行でまとめて変えてしまいましょう。

ATMにまとめて入金してしまえば、手数料もかからず口座にいれてしまうこともできます。

小銭で財布がパンパンの人もいますが、そういう人こそATMに入れてしまえばスッキリします。

ですが、一応注意しておきたいところは、一定数の枚数を超えるとATMでは扱えず、窓口でも手数料がかかります。

銀行によって枚数や手数料の金額は違うようですが、500枚とかを超えると手数料がかかるみたいですね。

いくら、ではなくコインの枚数次第ですので、1円玉500枚以上で手数料がかかったらなにも残らなくなってしまいます。気を付けたいところですね。

まぁ一般人で普通の生活しながら500枚とか1000枚の両替をする人はなかなかいないでしょうけどね。お店とかやってればともかく。