そもそも精神とはなんでしょう。
前回のボイスアヤノ.メでも肉体と精神の話をしましたが、肉体というのはとてもわかりやすいですが、精神というのはややわかりにくいです。
言葉を変えるならば意識であったり、記憶なんかも当てはまりそうですが…。
具体的に精神を取り扱う器官もどこだかよくわからないですし、脳のことも然り、なんだかよくわからないことが多いというのが現状です。
意識を作り出せるのか
先日、興味深い記事がありました。
培養された「ミニ脳」意識はあるのか 倫理の境界線を超えた可能性を警告 – ライブドアニュース
脳オルガノイドという言葉はあまり聞き慣れない言葉ですね。
オルガノイドというのは、人工的に作り出した臓器のことです。本物の臓器と比べてとても小さく単純ですが、本物と同じ仕組みといいますか、同じ構造をしているそうです。
脳オルガノイドというのは、人工的に作った脳です。
そこで現在話題になっているのが、記事より抜粋いたしますと「カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは2019年8月、「脳オルカノイドからヒトの未熟児と類似した脳波を検出した」との研究結果を発表している。」ということです。
なにをもって意識というのか定義は難しいですが、もし将来的に、いやもうすでに意識がそれに存在するのであれば、ある意味人工的に生命を作ったということにも近いと…言えてしまうのでしょうか?
意識を持つということ
どこからどこまでが意識があって、意識がないのか。
この区分というのは、実際のところどうなのでしょうね。
人間には意識がありますが、動物にもあるように思えます。
植物はどうなのでしょう。楽器のようなモノは?
八百万の神なんていいますが、あながち嘘でもないのかもしれません。
実はこの意識というのは非常に不思議です。地球ができる前はそれこそなにもない世界だったわけで、そこに星ができて、生命が生まれて、いつの間にかに無意識から意識がポンとでてきたわけです。
いったいどの瞬間なのでしょう。
というのもちょっとぶっ飛んでますが、自分は最近思うのです。やっぱり、この世にあるすべてのものに意識は存在するのではと。
脳は神経を通して電気信号がピコピコすることで意識が生まれているのだとしたら、もしかしたら同じように何かを通して何かがピコピコすれば意識は存在するのかもしれません。
気づいていないだけで、何かがピコピコしているかもしれません。
そう言い出したら、もしかしたら地球や月だって意識があるかもしれません。そんな意識だけの天体が絶妙な重力コントロールをして生命を生み出した、なんてファンタジーも、あながちファンタジーではなかったり、なんて。
逆に言えば、すべてのものに意識があるのではなく、あると思っているすべての意識は一つなのかもしれません。ユングのいうところの集合的無意識なんかも、別々の意識だと思ってる人間を始めすべての意識はどこかでつながって、超巨大な意識を構成している要素だったりして。
なんて。