高速道路を使って北から南まで機材車で全国ツアーを回るわけですが、日本はやはり島国です。海外へ車で行くという発想はありません。
ヨーロッパ、アジアとかだと当たり前のように国境を車で越えますし、日本のような国のほうが少ないわけですけどね。
東名高速道路の終着点
アジアハイウェイという計画がありまして、それが記事になっていました。
アジア全体に高速道路網を作る計画に日本も援助 首都高はブルガリアまで – ライブドアニュース
これはなかなかそそる計画です。
なんと東京から出発し、東名高速道路をずっと進んでいくと、最後はブルガリアまで到達するという計画です。
これがアジアハイウェイプロジェクトで、東京~ブルガリアを結ぶ道路はAH1という重要な道路になります。
東京からブルガリアまでの道のり
国土交通省のページにはアジアハイウェイについて具体的な記述があり、その道のりも記載されています。
抜粋するとこんな感じです。
東京 – 福岡 – フェリー – 釜山[プサン]– 慶州[キョンジュー]– 大邸[テグ] – 大田[テジョン] – ソウル – 汶山[ムンサン] – 開城[ガエスン] – 平壌[ピョンヤン] – 新義州[シヌイジュ] – 丹東[ダンドン] – 瀋陽[シェンヤン] – 北京[ペキン] – 石家庄[シジアズアン] – 鄭州[ゼンゾウ] – 信陽[シンヤン] – 武漢[ウーハン] – 長沙[チャンシャ] – 湘潭[シタンタン] – 広州[グアンゾウ] (– 深セン) – 南寧[ナンニン] –那号[ユーイグアン]– フーンギ – ドンダン – ハノイ – ビン – ドンハ – フエ – ダナン – ホイアン – ニャトラン – ビエンホア (– ブンタウ) – ホーチミン・シティー – モクバイ – バベット – プノンペン – ポイペット – アラヤンプラテート – カビンブリ – ヒンコン – バンパイン (– バンコク) – ナコンサワン – タック – メソット – ミヤワディ – パヤジ (– ヤンゴン) – メイクティラ – マンダレー – タム – モレ – インパール – コヒマ – ディマプール– ナガオン – ジョラバット(– グワハティ) – シロン – ダウキ – タマビル – シルヘット – カチャプール – ダッカ – ジェソール – ベナポール – バンガオン– コルカタ – バーリ – カンプール – アグラ – ニューデリー – アタリ – ワガ – ラホール – ラワルピンディ(– イスラマバード) – ハッサナブダル – ペシャワール – トルハム – カブール – カンダハル – ディララム – ヘラート – イスラムカラ – ドグハルン – マシャード – シャブゼバール – ダムガン – セムナン – テヘラン – カズビン – タブリッツ – イヴェオクル – バザルガン – グルブラック – ドグバヤジット – アスカレ – レファヒエ – シバス – アンカラ – ゲレデ – イスタンブール – カピクレ – ブルガリア国境
福岡と釜山はさすがにフェリーなんですね。まぁそこはトンネル作るのはお金もかかるでしょうし、無難にフェリーがよさそう。
フェリーで6時間くらい、高速船だと3時間くらいでつくみたいです。
あと難関があるとすれば韓国から北朝鮮へ抜けるルートでしょうけど。
てか東京とブルガリアを結ぶというか、アジアをぐるっと回っていく感じなんですね。
世界を道路でつなぐ
前にブログで書いた話ですが、世界中を道路でつなぐにはどうしたらいいか、という夢みたいな話がありまして、なかなか興味深いものでした。
飛行機が当たり前のこの社会で、なんか虚構新聞のネタかと思えるような60年も前に始まったアジアハイウェイプロジェクトがまだ進行中なのが、ちょっとロマンがあっていいなと思います。
実現するしないは別として、将来どんな風になるのか見守っていきたいものです。