クレジットカードの情報を盗む3つの方法と、不正利用を防ぐ一つしかない方法


現在、クレジットカードの不正利用が急増しているそうです。

クレカ情報盗用被害が急増 19年は220億円超 闇サイトに流出、売買も(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

キャッシュレス化が進む中、こういった不正利用についてはちょっと心配ですね。

ダークウェブに大量の情報がある

こういったクレジットカードの番号、セキュリティコード、名前などの情報はダークウェブで売買されていると言われています。

クレジットカードは実際にカードを使ってお店で使うよりも、近年はインターネット上でのショッピングに利用することが、昔ほど珍しいことではなくなりました。番号などの情報だけで買い物ができる便利さはありますが、逆に言えばそれらがわかれば買えてしまう怖さもあります。

情報を盗む方法は主に3つ

こういったカードの情報を盗む方法は、いくつかありますが主に3つあります。

一つずつ簡単に説明します。

カードを店員に渡してはいけない?スキミング

まずはスキミングという、特殊な機械を使ってカード情報を読み取る方法です。これは一昔前によく行われていて、その対策としてカードのIC化が進みました。

店員さんがカード決済をするためにカードを預かって、そのカード情報をこっそり読み取って、クレジットカードを複製できてしまうという恐ろしい行為です。

日本では店員さんにカードを渡して決済してもらうのは珍しいことではありません。海外ではちゃんと目の前でカードを扱ってもらうように気をつけなくてはなりません。まあ海外でカードを使うと、自分でカードを挿したりするのが当たり前ですからね。日本でもコロナで定着してきましたが。

防ぎようのないクレジットマスター

もう一つはクレジットマスターという方法です。

これはコンピュータのプログラムでカード番号を予想するというものです。これでわかるのは番号のみです。日本だと番号だけで買い物ができることがあるのかわかりません。ですが、世界には多くのネットショッピングがあります。名前などの情報は適当でも決済ができてしまうところもあるとか。

こちらのクレジットマスターについては以前もブログで書いています。中居正広さんも被害にあっているというクレジットマスター、プログラムで割り出すわけですから、防ぎようはありません。

クレジットマスターって、お金とかに詳しい人のこといいそう

うっかり入力しないで、フィッシング詐欺

数多くのネットショッピングサイトに似せてサイトを作り、そういったカード情報などを入力させるということもあります。

カードだけではなくその人の住所氏名など多くの情報をまとめて盗むことができるだけに、たちが悪いものです。

フィッシング詐欺については数年前に大きな社会問題になり周知されましたが、それでも精巧に作られた詐欺サイトを初見で見抜くのはそれなりのスキルが必要です。こう書いている自分すらも騙されてしまうものもあるでしょう。

不正利用、対策法は一つしかない

これは今年あった事件ですが、店員さんがお客さんのクレジットカード情報を一瞬で暗記し、不正利用をしたということがありました。

たしかに理論上は可能ですが、なかなかの神業です。

他にも、クレジットカード情報を管理する事業者がサイバー攻撃を受け情報が流出するということもありますね。

こういった数々の不正利用、その対策法は一つしかありません。

それは、常にカードの利用状況を確認することです。明らかに使っている以上の金額が引き落とされてないかをチェックしましょう。

最近は決済された瞬間に通知がくるようなものもありますが、そういったサービスも不正利用対策としてはとても有効です。また、むやみやたらにカードを作りすぎないというのも対策の一つです。

クレジットカードについては、すぐ気づくことができれば不正利用については返金保証があります。泣き寝入りする必要はありません。ですが、気づかなければそのままです。

キャッシュレス化が進めば進むほど、こういった不正利用は問題になっていくでしょう。いたちごっこです。お互いに気をつけたいですね!