個人的に気になっている未来の乗り物はいくつかあります。
その中の一つがハイパーループと呼ばれる乗り物です。
先日、初めて有人でテスト運行をしたというニュースがありました。
ハイパーループとは
実は3年ほど前にもブログでこの話をしたことがあります。
改めて簡単に解説をすると、ハイパーループというのは地下鉄のように、トンネルの中を走る電車のようなものです。そのためこういったトンネルを作るところからはじめなきゃいけない乗り物になります。実際には地下トンネルではなく、地上に筒型の専用のトンネルを設置する形になりそうです。
普通の地下鉄と違うのは、トンネル(チューブ)内が限りなく真空状態になっていることです。真空状態にすることで空気抵抗がなくなり、よりスピードを上げることが可能になります。
スピードはなんと飛行機並みになるそうですが、そのエネルギーはかなり抑えることが可能です。未来の高速移動できる乗り物として注目されています。そう遠くないうちに、アメリカ、中東、ヨーロッパあたりで本格運行されるかもしれません。
コロナで改めて問う高速移動
20世紀は、人類史上初めて空を使って大量の人や物が行き来した時代となりました。航空機のメリットはやはりそのスピードです。これまでも大航海時代から世界中を人や物資が駆け巡りましたが、時間はかかりました。
このスピードはとても大事で、日本でも建設が進められていますが、リニアモータカーも実用がすぐそこです。
しかし、ここにきてこのコロナです。人が高速移動するどころか、家から出ずにいろいろなことをやるべきという価値観が定着しつつあります。本来は人を高速移動させる航空機ですが、大ダメージを受けています。
この世の中がまたもとに戻るのか、コロナ後の世界でも人が高速移動する需要、メリットがどこまであるのか、興味深いテーマだと思っています。